

私は男児を2人育てています。
男の子育児って、かわいいけど大変ではありませんか?
男の子って、単純なときもあるけど、プライドも高くて扱いが難しかったりしませんか?
女の子を育てているママ友と話していると、「育児は大変な内容・時期などが、性別によって違う」とよく感じます。
そう思ってからは、性別ごとの育児書を読むことが多くなりました。


もちろん、性別関係なく、気質による部分も大きいとは思うけど、実際「男の子の育児書」を読んでいると「あるある!」となる回数が違うよ!
今日は、男の子に特化した育児書、「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方」(竹内エリカ著)の内容について、簡単にまとめて、紹介したいと思います。
この本はこんな方におすすめ!
・男の子育児真っ只中、もしくはする予定の人
・男の子育児に疲弊している人
・男の子育児が不安な人
・一般的な育児書(女の子も一緒のもの)を読んでもしっくりこない人
・ただ単純に男の子育児の知識を深めたい人
「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方」の内容
【図解あり】7つの要素を1歳ごとに身につけていけばよい


- 男の子が生きていくためには、学ぶ力の土台となる「好奇心」「やる気」「集中力」、そして生き抜く力の土台となる「自立心」「我慢する心」「思いやりの心」「自信」の7つが必要。
- この1つずつを、1歳ごとに順に身につけていけば、男の子の能力はスムーズに伸ばすことができる。※大事なのは、このステップの順番に力をつけていくこと
- 前提として、男の子には、できるだけ「ダメ」と言わないで何でもやらせてみること。失敗してみて物事の性質を理解する。
- 2歳(イヤイヤ期)、4歳(自立心が出て何でも自分でやりたがる)、5歳(意思が強くなるのでわがままが激しくなることも)は男の子は手がかかる。この2歳・4歳・5歳は特に親としては頑張りどころ。乗り切ったら自立心もあり我慢強く思いやりのある子に育つ。
7つのステップの内容


0歳「たのしい」という体験をする (好奇心)
- 色のはっきりした絵本を見せる、楽器の音を聴かせる、スキンシップも十分にするなど、五感を刺激するとよい。
1歳「できた」という体験をする (やる気)
- なんでもよいので「できた」という体験を積み重ね、褒めてあげる。
- 男の子は強制されたり邪魔されたりするとやる気をなくすので、本人が楽しいことをさせる。
2歳「わかった」という体験をする (集中力)
- 自然の中に連れ出して興味の赴くままに体験をさせるのが一番よい。
- 一度集中することの快感を知れば、何にでも集中できるようになる。
- 「寂しい」「悔しい」「手伝って」「助けて」という言葉を教えてあげると、心が落ち着く。
3歳「やってみたい」という体験をする (自立心)
- 男の子は生来自立心が高いもの。
- 時間はかかるが自分でやらせてみて、失敗したら責任の取り方を教える。
- 心を傷つける叱り方に注意。
4歳「がんばる」体験をする (我慢する心)
- 自分がやる、守ると言ったことはきっちり守らせ、妥協をしないこと。
- 要求には、まず「いいよ」と答えてから、条件をつけると心が落ち着く。
5歳「ありがとう」と言い合える体験をする (思いやりの心)
- つらい体験をすることで人をいたわる気持ちが芽生えてくる。
- 挑戦させて悔しい体験をさせてみる。
- 乱暴な子には、「ごっこ遊び」を通じて理解してもらう。
- 親が「ごめんなさい」「ありがとう」を心をこめて言ったり間違いを認めることも大切。


6歳「やり抜いた」と思える体験をする (自信)
- 自分がやろうと決めたことを最後までやり遂げたときに自信がつく。
- 「あなたはできる」とやさしく微笑み見守ってあげること。
- お父さんが関心を示す(かつ、ずっと見ていると分かる言葉を伝える)ことも大切。
- 何か迷ったら、とにかく抱きしめる。
「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方」の感想


男の子育児の”教科書的存在”ともいえる育児書
性別別の育児書や気質に特化した育児書(敏感な子など)など性質に特化して書かれている育児書は、読み手にとってストライクゾーンにはまる言葉が多く、有益と感じる内容も多いです。
この本は、一般的な育児書に書かれているようなことから、男の子育児に関して皆がよく悩んでいることやその対処法まで、幅広い情報が網羅されているので、男の子育児の教科書的存在とも言っても過言ではありません。


正直、女の子の方が精神面での発達は早いから、同列に書かれている育児書より、男の子に特化している育児書の方が、より的を射ているので私は好きだな。
年齢ごとに習得したいテーマがあり分かりやすい
年齢ごとに習得したいテーマが整理されているので、その年齢で何を意識すればよいかが分かりやすくまとめられています。
改めて「自分の子供が不足している要素はないかな?」「不足しているところはもう一度ステップを戻して、その項目を意識してみようかな」などと自らの育児を見直すきっかけにもなります。
日常生活で今すぐ使える技も多く紹介されている


この本の中では、日常生活に落とし込めるような、具体的な技がたくさん紹介されているので、すぐに育児に役立てることができました。
私が一番役に立っているのは、「やらせて失敗して終わるのでなく、責任の取らせ方も教える」ということ。


男の子はプライドが高い子が多いから、失敗したらいじけて、そのフォローも大変だったりするよね。
具体的には、牛乳を自分でいれてこぼしたとき。
「大丈夫??いいよ、いいよ」というのではなく、「タオルはそこにあるから拭いておいてね~」と責任の取らせ方を教えると、本人もすぐに開き直れるようになりました。
この例のような、すぐにでも活用できる子供への接し方がたくさん本の中で紹介されています。
関連書籍(漫画版・「6歳~12歳の育て方」・女の子版)も販売
この本は人気書籍となっており、関連書籍も多く販売されています。
漫画版だと、育児で忙しいパパママでもすぐに読めますね。
今回紹介したのは「0~6歳」でしたが、「6歳~12歳」の育て方があります。
より、手が離れていく時期に親はどのように接すればよいかが書いてあるので、こちらも読んでおきたいですね。
女の子版もありますので、女の子を育てているパパママはこちらもお読みいただきたいです。
まとめ ~読むと、温かい気持ちで子供と接することができる本~
正直、男の子育児に疲弊することありますよね。


常に何やらうるさいし(笑)、服はいつも泥だらけで穴もしょっちゅうあくし、家は散らかる一方だし。。まぁそこが、かわいいんだけどね!
そんな疲弊したときに、この本を読むと、「うちだけじゃない」とも思えますし、「成長の一環なんだな。大らかな目で見よう」と思え、心が穏やかになれます。
男の子育児に悩まれている方に、是非読んでみてほしいなと思います。
以上、どなたかの参考になれば嬉しいです。




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