「子供と登山に行きたいけど、何歳から行けるんだろう?」
「あまり早く行き過ぎて、登山がしんどくて嫌いになられても嫌だしなぁ」
子供との登山をいつ始めるかで悩まれている方は多いと思います。
我が家は元々夫婦で山好きで、子供が産まれてからも0歳児のときから毎年登山やハイキングを楽しんでいます。
そんな我が家の体験談をもとに、
- 子供と登山を楽しめるのは何歳からか
- 子供が自分の足で歩いて登山を楽しめるのは何歳からか
- 子供と登山を楽しむための工夫
などについて、紹介したいと思います。
子供と登山に行けるのは何歳から?
登山用ベビーキャリアを使えば、0歳児でも登山は可能
登山をされる方ならば、一度は見たことがあるかと思いますが、登山用の「ベビーキャリア」があります。
登山用ベビーキャリアを使えば、0歳児連れでも登山は可能です。
※ベビーキャリアの仕様にもよりますが、モンベルのベビーキャリアであれば、9か月以降~となっています。
登山用ベビーキャリアのメリットは以下の通りです。
- 子供の安全が確保される(サイドのハーネスなどがついている)
- 子供の快適性が高い(通気性・肌ざわりなど)
- 荷物を収納できることができる
- キャリアが自立するため、上げ下ろしがしやすい
エルゴ等のおんぶ紐でも担いでも登山できなくはないですが、子供の安全性・快適性、大人の利便性からも、私は登山用ベビーキャリアを使用することをオススメします。
我が家はヤフオクで購入しましたが、送料なども高くつくので、新品で購入しても大して変わらなかったりもします。
自分の足で最後まで歩けるようになるのは4歳頃から
自力歩行での登山を楽しめるようになるのは、もちろんコースにもよりますが、低山であれば4歳くらいが目安かなと思います。
体力面、安全面から、4歳になればある程度の距離や標高を登れるようになります。
平らな道のハイキングであれば3歳でも自力歩行で楽しめる子もいると思います。
我が家の年齢ごとの登山・ハイキング記録
【0歳】ベビーキャリアの中で心地よく眠る
長男・次男ともに、登山デビューは0歳9ヶ月の頃でした。
木漏れ日の中ベビーキャリアにかつがれるのが心地よかったのか、ほとんど寝ていました(笑)
片道計2時間ほどの登山でしたが、特段ぐずることもなく、ご機嫌に過ごしていました。
(帰りはロープウェーを使って下山しました)
【1歳】目的地では存分の遊ぶが、ほぼベビーキャリアの中
1歳9ヶ月のときに登山をしました。
最初の数分は頑張って歩きましたが、しょっぱなから続く長い階段に心が折れ、すぐにベビーキャリアの中に。
その後、ほぼベビーキャリアの中で過ごしました。
目的地についてからは、近くの川で遊んだり虫を見つけたりして、思う存分体を動かし遊び、帰りはまたベビーキャリアの中でぐっすり眠っていました。
1歳児は「目的地で思い切り遊ぶ」ことを目的とするイメージでよいと思います。
【2歳】最初の数十分は自力歩行可
2歳9ヶ月のときに、1歳の頃と同じコースの登山に行きました。
なんと、最初の数十分(1km~2kmほど)は頑張って歩けるようになりました。成長!
でも疲れて、ベビーキャリアに乗って、目的地までかつがれました。
2歳にもなると大分足取りはしっかりしてきますが、まだまだ安全面で手を離すと崖の方に行ったりしそうになるので怖いです。
歩きたがるときもあるので、気が抜けない時期ではあります。
【3歳】7km前後なら自力歩行可
成長を感じたのは3歳のときです。
- 3歳4ヶ月のときに7kmの平らな道でのハイキング、
- 3歳9ヶ月のときに0・1・2歳のときと同じコースの登山(歩行距離片道4km)
を自分の足で歩けるようになりました。
登山時の復路はロープウェーを利用したのですが、ロープウェーまでの5分ほどの道はベビーキャリアを使いました。
3歳は、ベビーキャリアやおんぶ紐を持って行くか悩むとは思いますが、できれば持参しておいた方が良いと思います。
(それを頼りにして甘えられてしまう可能性もあるので、おんぶ紐をこっそり収納しておく、などでも良いかも)
【4歳】標高700m級の山に登頂(帰路はロープウェー)
4歳もさらに成長を感じた年でした。
- 10km前後のハイキング
- 標高700m級の山に登頂(帰路はロープウェー)
特に、700m級の山に登頂したことは本人としても大分嬉しく、自信になったようでした。
保育園のお友達や先生にも自慢していたようです(笑)
4歳にもなると日常生活でも大分歩けるようになっていると思うので、親が気持ちを盛り上げさえすれば、低山級の山は登れるようになることが多いのかなと思います。
子供と登山を楽しむ工夫
準備万端で臨む
当然ですが、登山中にコンビニはありません。
飲み物・食べ物・お菓子は全て持参する必要があります。
子供はお腹さえ満たされていれば何とか頑張ってくれることが多いと思うので、大好きなお菓子をたくさん持っていくことは重要かと思います。
また、0歳児などミルクが必要な子供には、ミルク関係グッズを持参することもお忘れなく。
子供にもリュックサックを背負ってもらい、その中には子供が好きなお菓子などを入れています。
友達と一緒に行くと頑張れる
家族だけの登山より、友達と一緒の登山・ハイキングの方が俄然やる気が出るようです(笑)
ふざけて走ったりして危険なこともありますが、やはり友達が頑張っていると自分も頑張れるのでしょう。
同じような趣味の友達がいれば、一緒に同行できればより子供は楽しめるし頑張れると思います。
子供がしんどくなったときの手段を考えておく
子供がしんどくなったときの手段を考えておくことは重要です。
例えば、以下を考えておくと良いかもしれません。
- しんどくなったら帰路はロープウェーがあるコースにする
- 登山用ベビーキャリアやおんぶ紐を持参しておく
- 山小屋や簡易休憩所があるコースにする
子供の意思を尊重する
子供に無理をさせないように、また、子供が主体的に楽しめるように、子供の意思を尊重することは大切です。
もちろん、登山は危険と隣り合わせなので、ペース配分や主導権は大人が握る必要はあります。
が、「休憩する?」「まだ頑張れる?」など、こまめに確認してあげると子供も登山を楽しめます。
こまめに休憩を挟む
休憩・おやつタイムはこまめに挟んであげるようにしています。
腰をおろして座らなくても、歩きながらグミを食べるなど、小腹を常に満たしてあげることも大切だと思います。
道中の楽しみを作る
例えば、
- 春・初夏の季節だと、虫を探しながら
- 秋は、どんぐりやきれいな色(紅葉している)葉っぱを集めながら
など、道中での楽しみがあると、歩くしんどさも忘れてしまいます。
とにかく褒めてあげる
「もう〇〇km歩いたよ!すごいね!」「よく頑張ってるね!」「去年よりもラクラク歩けてるね!」など、とにかく褒めて子供の気分を盛り上げるようにしています。
子供は褒められたらさらに頑張りたくなる生き物。
具体的な数字や例を出しながら、どんどん褒めてあげると良いと思います。
まとめ
以上、子連れの登山は何歳から行けるか?について、体験談を踏まえて紹介しました。
とりえあず、登山用ベビーキャリアは特に0~2歳連れの登山を格段に快適にするものなので、山好きな人は早めに購入することをオススメします。
2人目以降も使うかもしれないし、と思うと、使う機会は多いかも。
最近は、エルゴ等の代わりに普段使いされているお父さんもたまに見ます。
また、コース選びも非常に重要になってくるので、家の近くの無理のないコースから始めてみてください。
毎年同じコースを楽しむのも、子供の成長がはっきりと感じられてオススメです。
子供と登山は本当に爽快感があり、気持ち良いものです!
長男もすっかり山好き・ハイキング好きになり、「日本に帰ったらまたあの山登りたいね」と時々思い出したかのように言っています。
皆さんも家族で山を是非楽しんでください!
以上、どなたかの参考になれば嬉しいです。
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