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「世界で活躍する子の英語力の育て方」の感想~おうち英語の教科書~

早期英語教育やおうち英語をする方の中で人気が高い、「世界で活躍する子の英語力の育て方」。

気になっていましたが、ようやく日本から届き、読了。

子供の英語教育の興味がある人は、一度は目を通しておいて損はないと思います!

「世界で活躍する子の英語力の育て方」について、印象に残った点を中心に、内容と感想を紹介したいと思います。

目次

著者 船津徹氏の経歴

いわば、早期英語教育のスペシャリストです。

大学卒業後に、あの「七田式」の七田眞氏に師事し、英語教育の開発を行います。

その後、独立しハワイに移住。

英語力をはじめととする、世界で活躍できるグローバル人材を育てる教育プログラムを開発(TLC for KIDS)。

オリジナル英語教材では、アメリカ最大の教育リソースサイトで「最も効果がある英語教材部門」で第二位にランクインしたとのこと。

今回紹介する本も人気ですが、「世界標準の子育て」も育児本ではベストセラーとなっているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

「世界で活躍する子の英語力の育て方」の内容

「世界で活躍する子の英語力の育て方」の内容について、簡単に紹介したいと思います。

子供が社会に出るときに求められる技能とは

まず子供の教育を考えるときにイメージすべきなのは、「子供が社会に出るとき(=20年後)に求められる技能は何か」ということ。

日本は今後優秀な留学生の受け入れや、移民の受け入れも進んでいき、日本の中に“外国人”は確実に増える。

また、世界的にもますますグローバル化は加速し、これ以上乗り遅れるわけにはいかない日本は、私達親世代より、子供の時代では、英語ができることが当たり前に求められるでしょう。

日本よりグローバル化が進んでいる韓国を見てみても、一流大学を出ても英語ができなければ就職ができない現状。

英語ができる・できないで大きな格差が生まれると予想されます。

日本人に合った英語教育法とは

島国かつ単一民族国家である日本にいながら、日本人の子供が英語を学んでいくためには、リーディング力の獲得が必須だと著者は述べています。

日本ではどうしても、日本人が苦手な分野「英会話」を伸ばしていかなくてはいけないという風潮があります。

ですが、それこそが日本人の英語力を停滞させている一つの原因なのです。

子供の豊かな言語吸収能力を英会話だけに留まらせるのではなく、リーディング力に結び付けることが重要。

例えば、幼少期海外で過ごして日常英会話ができていても、日本に帰国して英語を使わず、そのまま英語力が人並みになってしまうケースは多々あると言います。

だが、逆に英語のリーディング力さえつけていれば、帰国後も英語の本を読むことで英語力を維持・伸ばすことができる。

早期英語教育で培った「会話力」を「学習英語」へつなげていくことができれば、英語は真に身につくと述べられていました。

リーディング力を獲得するには

英語のリーディング力を獲得する前提となるのが、「日本語での読書力」

日本語の本が嫌いな子はそもそも、英語の本も読んでくれません。

日本でも「9歳の壁」「小4の壁」という言葉があります。

生活言語から学習言語への移行する時期で、その時期に勉強についていけなくなる子が急増するという現象のよう。

どんな本でも良いので、まずは日本語の本をたくさん読む習慣をつけること。

それと並行しながら、英語に関しては、以下の正しい順序で教えることが大切。

  1. 英語を聞き分ける力を鍛える
  2. 英語の正しい発音を教える(フォニックス)
  3. 頻出単語を一目で読めるように教える(サイトワーズ)
  4. 多読で読書力を鍛える

家で英語の環境を作ってあげることが大切

子供が日本語を習得する過程では、「目」や「耳」から大量の日本語をインプットして身につけます。

それと同じように、「ネイティブ英語を耳と目からインプットすること」が大事になってきます。

だからと言って、「親が英語の発音が良くないから話しかけない方がいいのでは・・・」と心配する必要はないとのこと。

(ネイティブ英語を別の機会でインプットしていれば問題なし。ただし、フォニックスについては、ネイティブ英語で教える必要がある。)

とにかく、英語を耳からも目からも吸収できる環境を作ることが必要と述べられていました。

親ができることは、英語の環境を作ってあげること。それに尽きるのですね。

「世界で活躍する子の英語力の育て方」の感想

続いて、私が特に心に残った感想を述べていきます。

英語格差は今後広がっていくことを痛感

グローバル化の影響を国内的にも受けている韓国は、英語教育にある程度力を入れてきた層とそうでない層との「英語格差」が広がっていると言います。

日本も今後英語ができる・できないの格差は広がっていくと思います。

幼児期だけに限らず、子供の英語教育に理解・関心があり、ある程度の投資をする層とそうでない層の差はやはり少なからずあると私は思います。

もちろん、正直、英語ができなくても何とかはなります。

ただ、英語ができることによって子供が享受するメリット、例えば

  • 返済不要の奨学金のとりやすさ
  • 中学受験・大学受験での試験免除
  • 就職における優遇
  • 英語の根底にある「ロジカルシンキング」の習得

などが確実に存在することについては、知っておけてよかったと思いました。

リーディング力の重要性に気付かされる

私はどうしても、多くの日本人、そして私自身も苦手意識がある「スピーキング」こそ、英語早期教育でも鍛えていくべきことだと思っていました。

でも、上述の通り、スピーキングだけでなく、その英語力をさらに小学生に入っても維持し、伸ばしていくためには「リーディング力」こそが大切だと気付かされました。

確かに、自分の子供を見ていても、日本語の本を自分で読むようになってから、より日本語の語彙力が増えたように思います。

そのように、「英語力を伸ばすなら、英語で読書ができるなど自走していける素地を作ること(=リーディング力をつけること)」が大切なのだとこの本から学びました。

この本の中でも「海外生活を幼少期にしていたが、帰国後英語をすぐに忘れてしまうのは、リーディング力をつけていないから」という例が挙げられていました。

我が家は海外生活はおよそ数年の予定。

その数年のうちに、できればリーディング力を培い、帰国後も自分で英語の本やコンテンツを楽しめる素地ができれば良いなと思いました。

おうち英語で使えるコンテンツがたくさん掲載

普段使いできそうな英語コンテンツの情報がたくさん記載されていたことも、この本を読んでよかったと思うことの一つです。

「英語の勉強の仕方」の概論を書くだけではなくて、実際にどうやっておうち英語を進めていけばいいのか、また、どんなコンテンツがオススメなのかが詳しく書かれています。

特に、動画、TV番組、絵本など、普段から使えそうなものの情報もたくさん載っていて、本当にありがたい限りでした。

この本を読み終わる頃には、本が付箋だらけになっていました(笑)

まとめ

以上、内容と感想を紹介しました。

『世界で活躍する子の英語力の育て方』は、「これから子供の英語教育を始めようと思っている人」「英語教育をしているが少し行き詰っている人」など、英語教育に興味関心がある人に全力でオススメしたい本です。

私もこれから、英語教育をしていく中で、何か悩むことがあればこの本を読み返そうと思っています。

以上、どなたかの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

●オーストラリアにて2人の幼児を育児中(駐在)
●子供の「好き」を基軸にしたゆるい知育を取り組み中
●子供は本好きで、家には1000冊近い絵本あり
●知育玩具も大好き
●50冊近くの育児書を読み、良いと思ったことは進んで実践中

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