

兄弟は、親よりも長い付き合いになる関係です。
親としては、「兄弟仲良く大きくなってほしいな」と誰もが思いますよね。
また、子供のときも、兄弟が仲良く遊んでくれた方が親としては助かると思います。
今日は、兄弟姉妹を仲良しに育てるために、特に幼児期に親ができる工夫は何か、を紹介したいと思います。
(我が家はなかなか仲良しで、下の子は上の子のことが大好きです!)
▼3歳差育児のメリット・デメリットについて の記事はこちら


兄弟姉妹が仲良しになるために必要なこととは?
子育てをしていて、また、自分自身の兄との思い出を思い返しても、仲の良さを決めるものは以下が必要だと思っています。


それぞれが、親からの十分な愛情を認識していることが大前提
特に幼児期は、自分が親から十分に愛されているということを自覚していることが、兄弟仲に大きく関係しているように思います。
まずは、上の子にも下の子にも十分に日ごろから愛情表現をしてあげることが大切だと思います。
親からの愛情を土台として、互いへの愛情・尊敬の心を持ち、さらに楽しい思い出を積み重ねていくことにより、仲良し兄弟の絆は深まっていくと思います。
具体的に、兄弟が仲良しになるために我が家が工夫している10のことを以下紹介していきます。
兄弟が仲良しになるために親ができること


工夫① 親からの愛情を一人ひとりに十分伝える ~特に第一子は念入りに~
まずは、親がどれだけ子供達のことを大切に思っているかを伝えることが大切です。


我が家では常に一人ごとのように、「〇〇ちゃん大好き~」などと私が歌っています(笑)
あと、寝る前のぎゅ~は、日中どれだけ叱ってもそれをチャラにしてくれる効果があると思っています・・・!
特に、上の子への愛情表現は念入りに ~愛情は「上」から「下」へ流れる~


よく言われますが、上の子に十分愛情を伝えてあげれば、上の子も満足して、下の子に愛情を持って接してくれます。
下の子が産まれるまでは、一人っ子で親からの愛情を一身に受けていた上の子。
下の子の登場により、その構図が変わるわけなので、特に上の子に対する愛情表現にはしすぎるほどにした方がよいと、日々感じています。


上の子が下の子をかわいがってくれるかどうかで、幼児期の育児の大変さは大きく変わってくるから、大事だよね・・・!
工夫② それぞれ、母親と二人きりの時間を作る


親の愛情で満たしてあげる工夫になりますが、上の子・下の子ともに母親と二人きりの時間を作ってあげるようにしています。(いつかの”すくすく子育て”で見ました)
下の子は、上の子が学校や習い事などに行っている間に二人きりの時間になることは多いと思います。
ただ、上の子と二人で話す機会はなかなかないですよね。
二人きりでデートすることができれば一番よいですが、そんなまとまった時間でなくても、「上の子と二人きりの部屋で、おもちゃで一緒に15分ほど遊ぶ」でも十分上の子としては満たされるようです。


下の子をパパにみてもらって、上の子と二人で習い事に行くだけでも、二人きりでじっくり話ができてよかったよ!
工夫③ 兄弟差別は決してしない
兄弟差別は、本当に大きくなってからも根を残す問題です。
「お兄ちゃんだから、譲ってあげなさい」「お姉ちゃんだから、我慢しなさい」というような、属性にもとづく言葉は決して言わないようにしています。


小さいことだけど、”何かを買うときは二人ともに買ってあげる”など、こちらも常に火種をおこさないように気をつけているよ(笑)
あと、下の子の方が小さいし甘え上手な傾向が一般的にもあると思うけど、兄弟一緒にいるときは、かわいがるのも平等にするよう気を付けてるよ。
工夫④ 兄弟で比較せず、一人格として接する


兄弟差別の話と通じますが、上の子と下の子を比べないようにしています。
特に下の子は、上の子を見て育つのでなんでもできるようになることが早かったりします。
そんなときも「〇〇(上の子)のときは遅かったけど、△△(下の子)はできるようになるのが早いね。さすがだね」などという言葉は決してかけないように気を付けています。


小学生からは勉強・スポーツなどでより個性が出てくると思うけど、兄弟でもそれぞれ違う人格、違う人間なんだということは肝に銘じておきたいな!
工夫⑤ 下の子が乳児のときから一人前として扱う


下の子が0歳後半くらいに差し掛かったら、兄弟の接し方の中で「赤ちゃんだから(上の子に対して)何でもしていい」「赤ちゃんに対してなら何してもいい」ということが基本的にはないよう気を付けていました。
これは、お互いに敬いの念を持ってほしいと思っていたからです。


赤ちゃんは何がよくて何がだめかなんてわからないけど、上の子の前では赤ちゃん(下の子)に対してちゃんと説明するようにしていたよ。
工夫⑥ 下の子の感情表現を手伝ってあげる


下の子が1歳を過ぎて意思を持って動き出すようになっても、また、言葉が出だして自分の意思をある程度表現できるようになっても、まだまだ感情表現や物事の説明はうまくはできません。
なので、下の子が意思を私がある程度汲み取り、「〇〇だと思ったから、△△したんだよね」などと上の子にも伝えることで、二人のコミュニケーションを円滑にしてあげてました。


上の子にとって、「よく分からない行動」というのが一番厄介なんだよね。その行動の理由を伝えてあげると、納得してくれることが多いし、下の子もきちんと考えて動いてるんだなと分かってくれるよ。
工夫⑦ 喧嘩は基本的に見守り、泣きつかれたときに助ける
2歳過ぎてからは下の子もよく喋るようになり、その分本気の喧嘩も増えてきました。
ただ、基本的に喧嘩は親が仲裁するよりも、子供同士の世界で解決してもらう方が子供達なりにも学ぶことが多いと思うので、泣きつかれるまでは私は静観しています。


・上の子は、下の子におもちゃをとられないようにあらかじめ別のおもちゃを渡して予防線を張る
・下の子は、上の子がいないときに遊びたいおもちゃで遊ぶ
など、お互いに教訓を生かしているような気がするよ・・・!
工夫⑧ 下の子への会話の中で、上の子を褒める表現をする


上の子に対して直接上の子を褒めるだけでなく、下の子への会話で褒めることで、上・下双方へ認知させることになるので、一石二鳥です!
「お兄ちゃんは本当に優しいね」
「大好きなお兄ちゃんと遊べて楽しいね」
「お兄ちゃん、あんなことできるんだね!さすがだね~かっこいいね」
特に、個人的には「大好きなお兄ちゃん」という表現をよく使っています。
自分の行為を褒められることよりも、下の子からの自分への愛情を言葉にしてもらう方が、兄弟仲はよりよくなるように思うからです。


幼児期のときは、特に”刷り込み”って大切だよね!(笑)
工夫⑨ 兄弟仲良しの写真を常に見えるところに貼る


これも上記の”刷り込み”と同じようなものです。
兄弟仲良しの写真をリビングなど、常に見えるところに貼ると、兄弟げんかが減るという統計を何かで見たことがあります。
これは手軽ですぐにでき、効果も大きいのでおすすめです!
工夫⑩ 兄弟だけの共有体験を大切にする


私自身、兄との関係を強くしていったものは何かな?と考えると、二人だけで遊んだり、取り組んだり、挑戦した共有体験だったように思います。
幼児期のうちでも、そんな大それたものでなくても、公園で遊んでいる中で
「二人であのモンシロチョウを捕まえてきて!」
「よし!では、二人で冒険に出発だ!」
など、ちょっとした一声を親がかけてあげ、子供達二人の時間を過ごすだけでも、お互いを相棒と認識するようになったように思っています。
(参考)兄弟姉妹について描かれている絵本
こちらを読んであげるのもおすすめです!心なしか、読んだあとは二人とも仲良い雰囲気になる気がします(笑)
まとめ
以上、兄弟が仲良しになるために親ができる工夫について紹介しました。
ただ、兄弟の関係というのは、特に上の子の性格にもよると思います。
(優しく面倒見がよいタイプだと、多少は下の子の横暴にも目を瞑ってくれる気がします)
少しでも上記で紹介した工夫を意識することで、兄弟仲良く楽しく過ごせたら嬉しいです。
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