皆さん、英語学習における「サイトワード」をご存じでしょうか。
フォニックスとともに英語の基礎と言われるもので、子供が通うオーストラリアの現地校では、PreP(幼稚園年長)からフォニックスとサイトワードを学び始めます。



年長の子供も、フォニックスとサイトワードを半年弱学習したことで、簡単な英語の絵本を自力読みできるようになったよ!
今回は、サイトワードとは何か、そして実際にオーストラリアの幼稚園で習っている内容やサイトワードを学ぶ教材について紹介したいと思います。
- サイトワードについて知りたい
- 子供が英語をどうすれば読めるようになるか知りたい
- 英語圏の子供達がどうやってサイトワードを学んでいるか知りたい
- サイトワードのオススメ教材について知りたい
サイトワードとは~英語の読みの基礎~
サイトワードは「Sight Word」、つまり一目見ただけで読めるべき単語(最頻出単語)のことを言います。
英語圏の子供達は、サイトワードを英語の基礎として学びます。
日本で小学校に入って国語で漢字を習うようなイメージで、英語圏でも学年ごとに覚えるべきサイトワードが定められています。
サイトワードは読みの基礎であり、サイトワードさえ読めるようになれば、90%の英語を読めるようになると言われています。
サイトワードはいつから学べばよい?
オーストラリア・幼稚園でのサイトワードの学び方
オーストラリアでは、日本でいう幼稚園の年長(PreP)からが義務教育として定められています。
そしてその義務教育の開始とともに、フォニックスやサイトワードなどの勉強も始まります。
フォニックスとは
英語の文字(綴り)発音のルールのこと。
例えば、 「a、b、c」は、「エー、ビー、シー」ではなく、「ア、ブッ、クッ 」と読む
子供の学校では、フォニックスを1、2学期(4ヶ月ほど)を通して学んでいました。
フォニックスを学ぶ中で、単語の読み・発音を学習し、確実なものにしていました。
そして、読みへの親しみができた上で、サイト―ワードを2学期の途中から4学期まで(半年ほど)かけて勉強します。
日本でのサイトワードの理想の学び方
ネイティブの子供達のフォニックスやサイトワードの学校での学び方を踏まえたうえで、日本でのフォニックス・サイトワードの学習方法に落とし込んでみました。
ネイティブの子供でもフォニックスを学ぶのは年長からです。
日本人が英語を学ぶのであれば、尚更、いきなりフォニックスに入るのではなくて、まずは英語に親しみを持つこと、そしてある程度の語彙力をつけておくことが大事だと感じます。
絵本や動画などを通じて、発音や単語の土台を培うと良いと思います。
その後、まずはフォニックスを通じて、英語の読み・発音を学びます。
オーストラリアの学校では、フォニックスを学ぶときは、正しい発音を聞きながら、綴りを見て学んでいました。
聴覚・視覚を同時に刺激し、覚えることが大事なのだと感じます。
フォニックスをある程度マスターしたら、サイトワードに移行します。
フォニックスのルールが通じるものもあり、フォニックスで学んだ読み・発音のスキルが生きてきます。
フォニックスやサイトワードがある程度読めるようになってくると、多読絵本(Oxford Reading Tree)などの簡単な英文の絵本であれば読めるようになります。
絵本の音読をすることで、さらにサイトワードで学んだ知識を確実なものにしていくことができます。
サイトワード一覧 ~オーストラリア幼稚園で習うサイトワードを公開~
以下、オーストラリアの幼稚園年長(PreP)で習うトリッキーワード&サイトワード一覧を紹介します。
学校からは、サイトワードやトリッキーワード(フォニックスのルールに則らないワード)一覧になった冊子をもとに、読めるようになるまで繰り返し練習してくださいと言われています。
皆さんも、おうちで英語を学ぶ参考にしてくださいね。






サイトワードを学ぶ教材①フラッシュカード
サイトワードを覚えるには、フラッシュカードはとても効率的だと思います。
最初に紹介するのは、サイトワードのフラッシュカードとして一番人気が高く、数々の賞を受賞しているThink Tank Scholar 520 Sight Words。アメリカで作られたフラッシュカードです。
Dolch and Fryのワードリストから厳選された520のサイトワードを学べます。
幼稚園/1年生/2年生/3年生の本や学校で一般的に見られる言葉をカバーしており、これをマスターすれば、ネイティブの小学校3年生くらいまでが読んでいる本は読むことができるようになります。


続いては、シンプルなフラッシュカードです。レベル1~3までの3段階があり、こちらはレベル1の商品です。
裏面が英文になっているので、少し大きくなってからも使えそうです。


サイトワードを学ぶ教材②ポップゲーム
続いては、サイトワードをゲームをしながら学べるものです。
1枚ずつカードを取り、サイトワード読めたらカードを手元に残し、読めなかったらカードを1箇所にまとめておきます。
そして、手元にカードが多く残った人が勝ち。
途中でPOPカードが出れば、手元のカードを全て回収されるというルールもあり、ゲーム感覚で楽しみながら学べます。


サイトワードを学ぶ教材③Oxford Reading Tree
サイトワードをより確実なものにするためには、多読絵本 Oxford Reading Tree がオススメ。
子供も、フォニックスとサイトワードを学び始めて5ヶ月ほどで、 Oxford Reading Tree のStage2くらいまでは読めるようになりました。
英語の読みを伸ばしたいなら、 Oxford Reading Tree は手に入れておきたい定番教材です。


サイトワードを学ぶ教材 ④RakutenABCmouse


Rakuten ABCmouseは、アメリカのApp Storeの「子ども向け」と「教育」の両部門において、 No.1を獲得したアメリカNo.1のオンライン英語学習教材です。
フォニックスやサイトワードもRakutenABCmouseで学べます。
英語そのものだけでなく、英語を使って様々なジャンルの学びをできるのも、子供も楽しいし、親もありがたいですよね。
ネイティブのコンテンツを月額約1,233円から使えるのは、なかなかお得だと思います。
2週間無料体験ができますので、ステイホームでおうち時間が増えている今、一度試してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
以上、サイトワードについての説明から、現地で学んでいる内容やオススメ教材について紹介しました。
サイトワードは、英語圏の子供達が学んでいる「英語の基礎中の基礎」です。
サイトワードを学ぶことにより、英語のリーディング力が格段に伸びます。
そして、英語のリーディング力が伸び「自力読み」ができれば、英語力はさらに伸びると下記の本でも綴られていました。


以上、皆さまのご家庭でのおうち英語の少しでも参考になれば嬉しいです。






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