我が家の子供達(5歳と2歳)は工作が大好きです。
工作は、創造力・集中力・探求心などを育てることができる、知育の最たるものだと私は思っています。
もちろん、子供に「工作をしなさい!」と強制するものではありませんが、親の工夫次第で工作に興味を持たせることはできると思います。
今日は、我が家の子供達が工作を大好きになった経験をもとに、子供を工作好きにするために親ができる工夫について紹介したいと思います。
- 子供を工作好きにしたい・工作に興味を持ってもらいたいと思っている人
- 子供をさらに工作好きにしたいと思っている人
- 知育に興味がある人
- 工作が好きな人
子供を工作好きにするために親ができる工夫
工作ができる環境を整える
子供が「工作したい!」と思ったときに、いつでも工作ができる環境があること。
これが子供を工作好きにするための、最大の肝だと思っています。
我が家は具体的には次の2つを整備しました
工作道具セット
工作などに使う文房具を我が家では無印のキャリーボックスにまとめています。
工作に限らず、お絵かきなどを色々な場所でする際に持ち運びしやすいので親子ともにとても気に入っています!
我が家はイタズラ盛りの2歳児がいるので、工作道具セットに入れられるものが限られているのですが、以下のようなものがあれば便利だと思います。
- ペン・鉛筆など
- はさみ
- カッター
- のり
- ボンド
- セロハンテープ
- マスキングテープ
- 定規
特に、マスキングテープは、簡単に工作物を彩らせることができるし、粘着力も優れているのでオススメです。
ちなみに、このマスキングテープさえあれば、簡単に自分好みの街を作ることができるので、兄弟どちらも大のお気に入りです。
工作材料セット
工作に使えそうな材料を、我が家では引き出しに集めて入れています。
子供達はこの引き出しを開いては「今日は何を作ろうかなぁ」と悩んだり、次に作りたい工作物に必要な廃材を大切にストックしたりしています。
これまたイタズラ盛りの2歳児対策で、別の場所に保管しているものもありますが、我が家が重宝している工作材料は以下の通りです。
- 牛乳パック
- 紙コップ
- 紙皿
- トレイ
- 空き箱(ティッシュペーパー、お菓子の箱など)
- ストロー(様々な太さのものがあると良い)
- トイレットペーパー・サランラップの芯
- 画用紙
- モール
- タコ糸
我が家では、空き箱や芯類がストレートにゴミ箱に捨てられることはなく、まずは工作材料セットの引き出しに向かいます(笑)
ストローは1種類でも使えるのですが、例えば車を作るときに、本体を動かさずタイヤだけを動かすためには、2種類のストローがある方が便利です。
モールというのはこんなものです。巻き付けたり、アンテナのようなものにしたり、多様な用途で使えます。
親が工作を楽しむ姿を見せる
まずは、幼いころから親が工作している姿を見せ、工作の楽しさを教えることが大切だと思います。
ちょっとしたおもちゃであれば、手作りでできます。
可能であれば、できる過程も見せてあげると、子供も「こうやってできるんだ」と幼いながらに学ぶところは多いと思います。
(実際は妨害されて、工作どころでなくなりますが・・・)
時には、道筋を一緒に考えてあげる
子供は、特に最初は、「これを作る!」というゴールから入るのではなく、「今あるもので何ができるか」という視点で作り始めることが経験上多いです。
それも想像力が豊かになり、本人も楽しいので良いとは思います。
ただ、工作経験値をある程度重ねたら「何を作りたい?」とゴールを意識させて道筋を考えさせることで、また工作の幅がさらに広がります。
- 最初に何を作りたいかを決める
- 概要・仕組みをイメージする
- どんな材料・道具が必要か考える
- どういう工程で作っていくか考える
- 実際に作ってみる
具体例として、我が家がロープウェイ作りをしたときのことを紹介します。
「ロープウェイを作りたい」
→図鑑で調べる
→交走式・循環式があることを知る
→工作で作りやすいのは交走式だと考える
→ロープはタコ糸、本体は紙コップ、ぶら下げるのはストローが必要と考える
→まずは階段にタコ糸を結んでから、本体をつけてみよう
→実際に作ってみる
何とか完成したときは、子供もなかなか達成感を感じていました!
行き詰まっていたらヒントを与える
子供も工作をする中で行き詰まることはたくさんあると思います。
そんなときに試行錯誤で乗り切れたら良いですが、「もうだめだ!」となってしまいそうなときは親もヒントを与えてあげると良いと思います。
なぜうまくいかないのか。何が原因なのか。
「答え」を教えるのではなく、「原因」を一緒に考えてあげると、自然とどうすれば良いかの道筋も子供自身で見えてくることが多いと思います。
完成したら具体的に褒める
とりあえず、子供が何かを作ったら褒めています。それも、具体的に。
「このロボット、すごいね。ちゃんとボタンまでついているね。」
先日、2歳児が車を作ったときも頭をひねって褒め倒しました(笑)
「自分で考えて自分で作ったの?すごいね!」
「タイヤが4つついているから、ちゃんと走りそうだね。」
しばらくの間は家の中で展示する
子供は自分の工作物を展示されると喜びます。
ただ、いつまでも展示しているスペースもないので(笑)、
「次のごみの日までは展示しようね。ごみの日にバイバイするけど、また新しいもの作ろうね。」
と言い、ごみの日で廃棄させてもらうことが多いです。
その廃棄がきっかけで新しいものを作ろう!という気持ちにもなるようなので、悪くもないかなと思っています。
工作がテーマのTVを見せる
我が家の兄弟はEテレのノージーのひらめき工房が大好きです。
ノージーは作り方や発想の仕方を教えてくれるのもとても良いのですが、「ひらめきミュージアム」で子供達の作品を投稿できるのも工作好きキッズにはありがたいです。
テレビで紹介されることは難しいですが、ネットに掲載はおそらく投稿すればほぼほぼしてもらえます。
子供達はそんな裏事情は知らないので「えっ!僕の作品が紹介されてるの?!」と大喜びでした(笑)
是非、工作好きキッズは、ひらめきミュージアムに投稿してみてください!
多少家が汚くなっても目を瞑る
工作をし始めると、本当に家が散らかります。
切りカスもですし、廃材もあちらこちらに散らばるし、工作物も増えていく一方。。
でも、子供達が楽しそうなので、私は目を瞑っています。
工作をしている間は静かなので、その静寂を得るのと引き換えに、部屋が散らかるのを黙認するイメージです(笑)
工作好きキッズにおすすめの本
製作よくばり図鑑
図工の先生をしているお友達に勧められ購入しました。とても良いです!
「工作」というよりかは「製作」寄り。幼児が特に楽しめるアイディアがたくさん詰まっています。
最後の方にちょっとした技法の紹介もあり、勉強になりました。工作し始めの導入におすすめ!
子供達も「今日は何を作ろうかなぁ」とこれを見ながら楽しそうに作るものを選ぶときもあります。
もののしくみ図鑑・きかいのしくみ図鑑
仕掛け絵本のようになっており、ものや機械の仕組みが分かります。
工作に直接的には生かせなくても、「仕組みを考える視点」「仕組みの発想」を得ることができ、本当におすすめです。
兄弟ともに大好きな図鑑です。
工作でわかるモノのしくみ
モノの仕組みに興味を持ち、それを実際に作ってみたい!となったときに大活躍します。
工作を通して、モノの仕組みも理解できる、とても優れた本です。大人も子供も夢中になれます!
まとめ
以上、子供を工作好きにするために親ができる工夫について紹介しました。
工作は本当に最高の知育だと思っています。
工作ができる環境さえ作ってあげれば、子供はある程度集中して作り始めると思います。
多少家は汚くはなりますが(笑)、我が家はそこは目を瞑って、今後も子供に「楽しい」を追求させてあげたいです。
以上、どなたかの参考になれば嬉しいです。
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