七田式プリントCを年長5歳から始めて、何とか小学校入学前に終えることができました。
内容としては、小学1年生の読み書き・計算まで軽く先取りできるくらいのレベルまで学習することができ、「就学前の家庭学習にもってこい」だと感じました。
今回は、七田式プリントCを5、6歳(年長児)が取り組んだ感想をご紹介します。
七田式プリントCを年長5歳児が取り組んだ感想
それでは、七田式プリントCを年長児(5歳~6歳)が取り組んでみた感想を述べたいと思います。
「もじ」「かず」「ちえ」でバランス良く学べる


七田式プリントは、「もじ」「かず」「ちえ」の3分野で構成されています。
- 「ちえ」:考える力を育てる
- 「もじ」:読み書き力を育てる
- 「かず」:数学力を育てる
七田式プリントには、長男は年中のとき(七田式プリントB)からお世話になっていますが、常々感じているのは「偏りなくバランスよく学べること」。
1日3枚(1分野1枚ずつ)が基本なので、毎日「ちえ」で右脳的問題に接し思考力を鍛え、「もじ」で読み書き力をアップし、「かず」で数学的スキルを身につけます。
一つに特化したわけでなく、バランスよく毎日学べることで、着実に総合的学力が身に着きます。
何より、3分野毎日学べ、その中でも色々な単元を学習できるため、子供も飽きにくいのも良さの一つだと感じます。


ゆるい先取りにもなり、就学前の家庭学習にちょうどよい
七田式プリントCでは、たとえば「かず」であれば、以下のようなことを学びます。
- 和・差が20までのたし算・ひき算
- 文章題
- 図形問題
- 掛け算の概念(2とび、5とび、10とびなど)
先取りをするかや、どこまで先取りをするかなどは、各家庭の教育方針によりますが、我が家の考えとしては「ゆるく先取り」をすることを理想としています。
「たし算、僕できる!」「計算好きだなぁ」「図形問題はクイズみたいで楽しいな」など、学校で学ぶことに対して前向きで楽しい印象を持ってもらえたら十分だと思っています。
七田式プリントCの「かず」で習う内容は、小学校1年生の算数で習う内容であり、ゆるく先取りをすることができます。
先取りとは言え、1日3枚ですので演習量が莫大なわけでもなく、「就学前のゆるい先取り」にぴったりです。
また、単純な計算問題だけでなく、数の分解や数直線、図形や文章題などバランスよく問題が出題されることも、七田式プリントCの魅力です。



「もじ」でひらがなの書き&作文&読解の導入、
「かず」で20までのたし算・ひき算、かけ算の概念なども学べて「ゆるい先取り」にぴったり!
1日3枚で、学習習慣を定着させるのにも最適
七田式プリントは基本的には「1日3枚」です。
この3枚という量は、無理なく継続できるベストな量だと本当に思います。
我が家では、園や日本語補習校の宿題(海外在住のため)なども含め、何かしら1日10~15分程度は毎日机に向かうようにしていました。
「晩御飯のあとは机に向かう」という学習習慣がついたので、これは小学校に入ってからも宿題をする時間などにうまく移行することができるのではないかなと思っています。



学習習慣がついていると、小学校に入っても自然と宿題に取り掛かれるね♪
時間があるときは好きなだけ解いてOKにした
七田式の公式の見解としては、「1日3枚以上すると、子供が飽きる可能性があるため、3枚を厳守すること」としています。
ただ、長男の場合は、七田式プリントBやZ会などである程度学習習慣はついたなと感じたため、本人がやりたがるときは思う存分やらせました。
気持ちが乗っているときは、1日10枚以上取り組んだことも。
「今日はこんなにたくさんプリントに取り組んで私すごい!」「さくさくプリントを解けて楽しい!」というポジティブな気持ちも、子供にとっては大切かなと私は感じています。



見極めが難しいけど、我が家は本人の好きなように任せたよ。
七田式プリントCの内容とは?具体的にどんなことを学ぶ?
七田式プリントCではどのようなことを学ぶか、ご紹介します。
七田式プリントC「ちえ」の学習内容
七田式プリントCの「ちえ」では、思考力を鍛えるような問題が幅広く出題されています。
- 座標、面積、重さ
- パズル
- 図形の分解
- 生物、季節行事、物語の理解
- 一筆書き
- ストーリーの推理 など
イメージとして、サンプル問題をご覧ください。


たとえば左のような鏡絵の問題。大人でも少し頭をひねって考えますよね。
右の問題でも、与えられた情報を整理し、情報を読み解く力が養われます。
個人的には、七田式プリントの問題としては、A、B、Cを通してこの「ちえ」が七田式ならではだと感じ、七田式プリントをする意義があるともいえると思っています。
単なる計算や文字の読み書きのワークはありますが、七田式のように思考力を鍛える良問がそろっているワークはそう多くはありません。
頭の柔らかい幼児期だからこそ、思考力を養う問題にたくさん触れさせてあげたいですね。



子どもも「ちえ」の問題が一番好き。
楽しくて、一気にたくさん解くからすぐなくなりがち…!
七田式プリントC「かず」の学習内容
続いては、七田式プリントCの「かず」では、以下のような内容を学びます。
- 和・差が20までのたし算・ひき算
- 文章題
- 図形問題
- 掛け算の概念(2とび、5とび、10とびなど)
「かず」のサンプル問題を見てみましょう。


七田式プリントのよいところは、ただ計算をさせるのではなく、数の分解やイメージをうまくさせたうえで演習にうつること。
また、計算問題だけでなく、文章題などもあるので、話題の「国語的な算数の力」も身につけることができます。



算数の考え方から学べるところがよいね♪
演習量が少なく計算力がつかないのでは?と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合は百マスや公文のワークで補えば十分でしょう。
我が家のように、就学前の「ゆるい先取り」を目指しているご家庭には、演習量も七田式プリントだけでも十分だとは感じます。


七田式プリントC「もじ」の学習内容
最後に、七田式プリントCの「もじ」で学べることを見ていきましょう。
- ひらがな(だ行・ば行・半濁音・促音・拗音)の書き
- 簡単な作文
- 文章の読解
- 擬音語や擬態語の理解、書き
- 助詞(へ・の・と・も・から・まで)の理解
七田式プリントBまでで50音は終わらせているため、半濁音などの書きとあとは作文、読解などになります。
サンプルで見てみましょう。


右の問題のように、短い文章の読解なども出てきます。



国語の読解問題の導入にぴったりだね♪
我が子は、七田式プリントBは4歳~5歳くらいで取り組んでいたのですが、当時はひらがなを書くのが好きではなかったため、「もじ」はあまり楽しくなかったようでした。
しかし、もじを書くのも慣れてきて、このように読解問題が出てきてからは、純粋に解くのが楽しくなってきたと話していました。
文字を書くのが苦手な子供は、もう少し文字を書きたい気持ちになってから取り組んでもいいかもしれません。
七田式プリントCは何歳から?年齢の目安とは
七田式プリントが気になっているけれど、A~Dのうちどれから始めればよいか悩まれている方もいるのではないでしょうか。
子供にとって「適切な」レベルから始めるのは、継続して学習をしていく中でもとても大切だと感じます。
七田式プリントCを始める目安
七田式プリントCを始める目安としては、公式サイトでは以下のように掲げられています。
- 4歳6か月~6歳の子供
- 10までのたし算ができる
- ひらがなや簡単な単語が書ける
ちえに関しては、右脳的な思考力を養う問題が多いため、特に始める目安を気にする必要はないかと思います。
ただ、かずに関しては、Cの最初から数の分解などたし算ができること、もじに関しても、ひらがなを書けることが前提とした問題が出てきます。
子どものタイプによりますが、特に幼児期は着実にできる問題をスモールステップを踏む中で、苦手意識を持たず「楽しく学ぶ」ことが大切だと個人的には思います。
年齢の目安「4歳半~6歳」は、比較的実際の難易度よりは低い年齢で設定されているように感じるため、年齢の目安より、能力の目安を見たうえで、七田式プリントB、C、Dいずれを始めるのかを決めることをオススメします。


七田式プリントB,Dを始める目安
参考までに、七田式プリントCの前後のレベルであるBとDの始める目安についてもまとめました。
年齢の目安 | 始める目安 | |
---|---|---|
七田式プリントB | 3歳6か月~5歳 | ・ひらがながすべて読める ・10までの数の大きさがわかり、書ける |
七田式プリントC | 4歳6か月~6歳 | ・10までのたし算ができる ・ひらがなや簡単な単語が書ける |
七田式プリントD | 5歳半~就学前 | ・一般常識や社会のルールを理解し、善悪の判断ができる ・擬音語、擬態語、形容詞などを使って簡単な文が作れる ・100までの数がわかり、20までのたし算・ひき算ができる |
七田式プリントBとCで悩んでいる方は、「少しでもひらがなの書き&たし算に不安があるなら、Bから始める」ことをオススメします。
Bの最初は、ひらがなの書きや数の概念なのですが、少しすると難易度がぐっとあがります。
七田式プリントCとDで悩んでいる方は、「小学校1年生の内容をゆるく先取りしたいならC、しっかり先取りしたいならD」をオススメします。
七田式プリントDは「就学前まで」となってはいますが、個人的には就学前にこのDのレベルを学習するのは、かなりしっかり家庭学習をしている印象です。




まとめ:七田式プリントCは就学前の「ゆるい先取り」にぴったり!
以上、七田式プリントCを年長児が始め、完了した感想をご紹介しました。
1日3枚バランスよく学べ、小学1年生の内容をゆるく先取りすることができる七田式プリントCは、ほどよく学べてほどよく自信もつけれて、年長児の就学前学習に持って来いだと感じています。
1日3枚で負担なく学習習慣をつけることもできたため、七田式プリントCに取り組めてよかったなと感じます。
(今では、机に向かって1日1回何か学ぶことが当たり前の習慣となりました。)
以上、この記事が少しでも参考になればうれしいです。








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